河野知事、Ｇ７農相会合成果を強調

振興に結び付ける−極めて重要

　河野知事は２５日の定例会見で、宮崎市で２２、２３日に開かれたＧ７（先進７カ国）宮崎農業大臣会合について、「すべて無事に終了し、開催地として役割を果たすことができた。大いに成功に貢献できた」と振り返り、今後の手応えを述べた。

　会合の成果として、本県の食と農をはじめ自然や歴史、伝統・文化を発信できたことや、同会合をおもてなしに対する高い評価を受けながら実施できたことが、今後の大きな会議の誘致や観光誘客への自信とアピール材料になるとした。

　コロナ禍や燃油・物価高など農業を取り巻く環境が厳しい中で、農相会合が宮崎で開かれた意義も強調。農業大臣声明や行動指針「宮崎アクション」の採択も踏まえ「宮崎の農林水産業振興に結び付けることが極めて重要」と語った。

　また、高校生が提言を世界に発信するなど、若い世代の活躍が閣僚から高い評価を受けたことにも触れ、次代を担う人材育成の大切さを示唆。会合開催による直接的なＰＲ効果など、地域経済の活性化への大きな影響も挙げた。

　会合開催による経済効果については改めて試算し、報告する考えを示した。