本紙掲載日:2023-04-26
(7面)

大きなタマネギ手に笑顔

ふたば児童クラブが収穫−延岡市北浦町


 延岡市北浦町市振のふたば児童クラブは24日、昨年11月に苗を植え、育ててきたタマネギの収穫を行った。両手でも苦戦するほどの大きなタマネギを次々と引き抜き、笑顔を見せていた。

 同クラブは、「野菜作りを通して命の輝き、食、農、地域のことを考えるきっかけになれば」と、地域のまなぶ農園(松原学代表)の協力で2020年夏から、近くの畑で野菜作りに取り組んでいる。

 タマネギは昨年11月、1〜4年生が苗を植え、定期的に通って水やりをした。その後、松原代表(60)から「草を取らないと大きくならないよ」と助言を受け、何度か草取りをしながら成長を見守ってきたという。

 この日は1〜3年生と職員合わせて20人が参加。子どもたちは、松原代表から収穫の仕方を教わると、早速、目当てのタマネギを触り、両手でしっかりとつかんで収穫を始めた。

 立派に成長したタマネギは根を張り、手のひらサイズより大きな物も多く、悪戦苦闘。中には2、3人がかりで収穫する子どももいて、タマネギを手に「でっかーい」「二つつながっている」と喜んだり、充満した香りに「涙が出てくる」と叫んだり、さまざまな表情を見せた。

 岩琉星さん(8)、今村龍玄さん(6)は、「抜くのが楽しかった」とにっこり。タマネギは各家庭に持ち帰るといい、「焼き肉と一緒に食べたい」「みそ汁にしたい」と楽しみにしていた。

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