本紙掲載日:2023-04-27
(2面)

発足1周年−守成クラブ延岡会場

記念例会−会員経営者が商談交流

 中小企業経営者同士のビジネスマッチングを目的とした会員制の全国組織「守成クラブ延岡会場」の発足1周年記念例会が20日、延岡市北小路の旬鮮工房「源太」であった。市内外47社から会員の経営者が集まり、名刺交換や事業PRを通して仕事の輪を広げた。

◆手を取り合い、延岡盛り上げたい

 守成クラブは、営業・業績不振を打破する商談交流の場として、2002年に北海道札幌市の日本商工振興会が設立。これまで全国約230カ所の会場に規模を拡大し、延岡会場は昨年4月に発足した。

 この日の記念例会には、県北企業の経営者のほか、宮崎、熊本、北九州八幡の各会場からも複数がゲストとして出席。業種は飲食業、運送業、建築業、保険代理店など多岐にわたり、参加者はそれぞれ、座ったテーブルのメンバーに1人2分ずつ商談PRをする「車座商談会」、全員一斉の「名刺交換会」などを通して自社をアピール。食事の席でも熱心な商談が続いた。

 同クラブへの入会は完全招待制。招待された人が会員になった場合、誘った会員が「正会員」となり、全国各地の会場で行われる商談交流会に参加できるようになるという。また、健全な会運営のため政治的、宗教的、非社会的な目的での入会はできない。

 社会奉仕、福祉活動などを一切行わず、「商売繁盛」のみを目的とするのが最大の特徴で、延岡会場の代表世話人、松田宗史さん(祝子農園)は「違った業種や他県の経営者とも意見交換ができ、良い刺激になると思う。現在は38社だが、まずは100社加入を目指している。中小企業同士で手を取り合い、延岡をもっと盛り上げていきたい」と話していた。

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