競技力強化指定校・向上拠点校

高校・中学県北１０校１４部に指定証−県

　県は２４日、高校競技力強化指定校と中学校競技力向上拠点校の２０２３年度指定証交付式を、宮崎市のひなた武道館で開き、指定校２６校（２９競技６７部）と拠点校２４校（１９競技３８部）に証書を交付した。

　安定して県内トップの成績を残す高校を指定校に、中学校を拠点校として選定。今年度は指定校が２校減った一方、拠点校は門川中男子ソフトボール部を含めた９校が新たに加わった。

　競技力向上のため、県は遠征や合宿の際に使える補助金を指定校に総額約４０００万円、拠点校に総額約１８００万円補助。拠点校は指定校と合同練習などの形で連携し、レベルアップを図る。

　式には指定校、拠点校の校長や部顧問ら約１３０人が出席。黒木淳一郎教育長が各校の校長らに証書を手渡した後、重黒木清総合政策部長が「国際、全国大会で活躍する選手の育成にも尽力してもらえることを期待している」とあいさつした。

　代表で宮崎商業高の田代晃一校長が、全国中学校体育大会や全国高校総合体育大会などに向け「指定校と拠点校が連携して一丸となって競技力向上に取り組み、県民に夢と感動を与えられるよう誇りを持って日々精進したい」と誓った。

　県北の指定校、拠点校は次の通り。

【高校競技力強化指定校】日向工業＝男子ソフトボール▽日向＝男子ソフトボール▽延岡工業＝男子ソフトボール▽延岡商＝男子体操▽高千穂＝男女剣道▽聖心ウルスラ学園＝女子バドミントン▽延岡学園＝男子柔道、男女弓道、男子バスケットボール、女子バレーボール

【中学校競技力向上拠点校】延岡市立東海中＝男子柔道▽日向市立富島中＝男子ジュニア・ラグビー▽門川町立門川中＝女子バドミントン、男子ソフトボール