隊員の必要性を再確認

のべおかはげまし隊が研修会

　延岡市内の小中学校で学習支援を行っているＮＰＯ法人学校支援のべおかはげまし隊（渡井俊行理事長）の２０２３年度第１回研修会が２７日、延岡市本小路のカルチャープラザのべおか多目的ホールであった。

　隊員や地域学校協働活動推進員、市教育委員会関係者ら約１００人が出席した。渡井理事長は、隊員が昨年よりも減少しており、隊員の確保が難しいことを最大の課題とし、多くの入隊を呼び掛けた。続けて、５月の大型連休明けには新型コロナウイルスの第９波が予想されることから、「これまで以上に体調管理や感染予防に気を付けて元気よく活動していただければ」とあいさつした。澤野幸司教育長は「子どもたちの学びを支えていく仕組みがあることは市の宝。はげまし隊を中心として地域が学校教育に関わるこの仕組みをさらにブラッシュアップしていただきたい」と話した。

　全体会では、活動の目的や役割、今年度の事業計画などを確認。昨年度の活動では、コロナ禍で実施できなかった中学３年生の面接指導を６校で行ったことを報告した。また、昨年度のはげまし隊に関するアンケート調査で、児童生徒、学校教諭、隊員が活動に対して肯定的な評価をした結果を受け、隊員の必要性を再確認した。

　その後、担当する学校ごとに分かれて分科会を開き、授業支援の方法や留意点などを話し合った。