愛宕山にこいのぼり

今年も設置−浜町の青壮年部

　延岡市街と山、海を一望できる愛宕山展望台に、今年もこいのぼりが揚がった。５月５日のこどもの日を前に、同市浜町の青壮年部（吉本勝一部長、３０人）が主に市内から寄贈されたこいのぼりを設置。薫風を受け、力強く愛宕山の空を泳いでいる。同１４日ごろまでの予定。

　設置は２７日に行われ、４０〜７０代の同部のメンバー１５人で作業を行った。高さ１メートルのやぐらを２基組み、愛宕神社から譲り受けた約１３メートルの竹をそれぞれ固定。体長３〜６メートルのこいのぼりを各８匹ずつ、計１６匹泳がせた。作業中に「そのうち、コイじゃなくて、延岡らしくアユのぼりを揚げようか」と吉本昇さん（７０）＝同市緑ケ丘＝。それは面白いと部内から賛同があった。

　吉本部長は「ぜひこの機会にこいのぼりを見に、愛宕山に登ってきてください。５月３日には、１日限定で１０メートルの巨大こいのぼりも揚げます」と呼び掛けた。

　巨大こいのぼりの設置作業は、同３日に行う予定だが、雨が降った場合は同５日になる。午前８時３０分ごろから作業を始める予定で、運よく作業に遭遇すると、直径１メートルある巨大こいのぼりの中をくぐらせてもらえるという。