本紙掲載日:2023-05-01
(3面)

大型連休に交通安全訴え

延岡署と佐伯署が合同で行った交通安全を呼び掛ける合同キャンペーン(4月29日、道の駅北川はゆま)
雨の中、白バイの試乗を楽しむ子ども

延岡署と佐伯署−合同キャンペーン

 延岡警察署と大分県佐伯警察署は4月29日、延岡市北川町の道の駅北川はゆまと大分県佐伯市の道の駅宇目で、安全運転を呼び掛ける合同キャンペーンを実施した。延岡署、佐伯署の警察官、交通安全協会、両市役所の担当職員ら合わせて26人が参加。ウエットティッシュやマスク、反射材、啓発チラシなどのセットを各所で約150部ずつ配布。交通量が増えるゴールデンウイークに向けて東九州道、国道10号、国道326号の利用者に事故防止を訴えた。

 このうち、道の駅北川はゆまには、帰省客や県外の観光客などが次々と立ち寄り、家族連れなどが雨の中、白バイやパトカーの試乗を楽しんでいた。

 キャンペーンは春の全国交通安全運動に合わせて、2014年から実施。今年は統一地方選挙に伴い、春の全国交通安全運動の期間が4月から5月に変更されたため、キャンペーンはゴールデンウイーク初日に合わせて行うことになった。

 延岡署の松尾工交通官によると4月27日現在、宮崎県内では、交通死亡事故が12件(前年同期比2件増)発生。延岡署管内でも人身事故は113件(同23件増)発生しており、全体的に交通事故の数は、増加傾向にあるという。このため、同署は「大型連休に向けて、外出の機会は増える。遠出をする際には休憩を十分に取るなど、安全運転を心掛けてほしい」と呼び掛けている。

 また、佐伯署の奈須秀隆交通課長は「延岡と佐伯は国道、高速道路で密接に結ばれており、往来する車両も多い。合同キャンペーンは極めて有効と考えており、今後も積極的に行っていきたい」と話していた。

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