本紙掲載日:2023-05-01
(8面)

笑顔で初めての茶摘み

釜炒り、茶もみも体験−北浦小

 八十八夜(5月2日)を前に、延岡市北浦町地下(じげ)の茶山で4月28日、北浦小学校(岩切隆人校長、95人)の3年生17人が茶摘みを体験した。

 児童たちは、木下豊年さん(83)が提供する約30アールの茶畑で、デイサービス「北浦元気塾」(河野奈美子代表)や地域の高齢者、地区社会福祉協議会(日高広道会長)の職員から教わりながら挑戦。初めての体験に戸惑いながらも、茶摘み、釜炒(い)り、茶もみを行った。上品な味が出るという摘み方「一芯三葉」の指導もあり、真剣な表情で体験を楽しんだ。

 出来上がった茶葉は袋詰めされ、後日、児童たちに贈られる。

 喜多琥太郎さん(8)は「(茶摘み体験を)楽しみにしていた。いつもは麦茶を飲むので、緑色のお茶を飲むのは初めて。家族で飲むのが楽しみ」と話し、植田希海(のあ)さん(8)は「いつも飲むお茶と違うのか気になる」と笑顔。酒井乙醐(いちご)さん(8)は「葉っぱを生で食べたら苦かった」と話した。

 地下茶山では、今回収穫した「やぶきた」を含め、5種類を8ヘクタールの敷地で栽培。同所の風景は、日本の里100選に選ばれている。

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