創立７０周年で記念式典−県建築士会延岡支部

安心安全なまちづくり−今後も貢献

　県建築士会延岡支部（西本幸則支部長）の創立７０周年記念式典は４月２８日、延岡市紺屋町のエンシティホテル延岡であり、会員など約１００人が出席して節目の時を祝った。

　式典で西本支部長は、防災・減災や安全性の確保など市民の建築に関する悩み相談に応じる窓口業務をはじめ、これまでの支部の活動を振り返りながら「歴代支部長、会員の功績は幅広く多岐にわたる。今後も市民の安心安全なまちづくりに努めていきたい」とあいさつ。行政や各業種団体とのより深い連携への意欲を示した。

　来賓祝辞に続いて功労者表彰も行われ、県建築士会の元会長でもある松下宏さんら元延岡支部長と特別会員７人に、西本支部長が賞状と記念品を手渡した。受賞者を代表してあいさつに立った菊池富男さんは「表彰を励みとし、自分たちの経験を生かしながら建築士会のために役立つことができれば」と述べた。

　会場では松下さんによる記念講話や祝賀会も開かれ、出席者は親交を深めながら建築業界の発展を誓い合っていた。

　県建築士会延岡支部は１９５２年創設。相談窓口業務や建築士の資質向上のほか、延岡アースデイなどの市民活動や各種ボランティア活動に積極的に関わり、建築文化の進展に寄与している。

　功労者表彰受賞者は次の通り。

【元支部長】松下宏、菊池富男、矢野公一、高橋寿

【特別会員】加行儀春、松下宏、村上芳功、重黒木武士