本紙掲載日:2023-05-02
(2面)

3日オープン「めだか専門店宮崎」

約30種を販売−めだかファミリーグループ

◆青木式自然浄化水槽も−延岡市船倉町

 養殖したメダカと、水替えが必要ない青木式自然浄化水槽などを販売する「めだか専門店宮崎」が3日、延岡市船倉町にオープンする。障害福祉サービス業を主とする株式会社めだかファミリーグループ(押川敬視社長)が、事業の一環で行っていたメダカ販売を本格化するもので、名称もこれまでの「めだか販売店延岡」から改めた。

◇飼育・観賞「楽しさ伝えたい」

 押川社長(38)は、小学校教員時代に理科の授業で飼育して以来のメダカ好き。メダカが多産なことにあやかり、仲間が増えるようにとの願いを込めて社名にも付けた。

 2016年から経営する就労継続支援B型事業所「めだかハウス延岡」では、利用者の仕事として、清掃作業の請け負いやシイタケの加工のほか、メダカの飼育、メダカ入り水槽のリースなどを行ってきた。専門店オープン後は、専門店の仕事の一部を、めだかハウス延岡へ委託する形となる。

 青木式自然浄化水槽は、メダカ飼育の第一人者青木崇浩さん(東京都八王子市在住)が考案したもので、押川社長は2年前に直接学んで県内へ初導入した。昨年から販売、リースしている。

 排せつ物がバクテリアの働きで分解される自然環境を水槽の中で再現しており、水替えは全く必要ないという。それでも水槽内は透明度が高く美しい。メダカは生き生き、水草は青々としており、小さなエビが、水槽の底の土を絶え間なくつついている。

 メダカは屋上の水槽で育てており、約30種類を販売する。月神、月下美人、皇帝ラメヒレ長、プラチナシャイナーなど。ほかに、水を入れれば自然浄化水槽になる「めだか盆栽」も販売する。

 「メダカ(飼育、観賞)の楽しさを伝えたい。死なせない飼い方を無料でアドバイスしているので、ラインで問い合わせてください」と呼び掛けている。

 場所は延岡カトリック教会の北西側。営業は金曜日から日曜日までと祝日の午前10時から午後5時まで。平日は予約制。駐車場あり。電話での問い合わせ先は筍娃坑亜Γ坑沓坑機Γ毅毅横検

◇GWに記念セール

 ゴールデンウイーク中は、オープニング記念セールを実施。先着100人に、メダカやメダカの餌になるゾウリムシが当たる抽選券を配る。「高級メダカすくい」は1回500円だが、こどもの日の5日は、小学生まで1回のみ無料で挑戦できる。6日午後3時からは、メダカ稚魚飼育の三つのポイントを教える「特別講座」を行う。講座参加申し込みは公式ラインから。

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