赤いソバの花見頃−延岡植物園

本来は秋に咲くけれど…

　延岡市天下町の延岡植物園で、ネモフィラを植えていた畑に季節外れのソバの花が咲き、訪れる人の目を楽しませている。

　ソバは一般的に白い花をつけるが、同園に咲いているのは赤い花の「高嶺ルビー」という品種。広さ４００平方に、約２万本が所狭しと咲いている。

　昨年初めて種をまき、開花したものを収穫せずにすき込んだ。開花期の秋までネモフィラなど別の花が楽しめるようにする予定だったが、ソバが自然に生えてきたという。「昨年よりも色が濃い。気候が似ていて間違えたのではないか」と同園職員。訪れる人の多くはカメラや携帯電話で写真を撮っていた。今年の大型連休は、赤ソバと春の花を一緒に撮影できる貴重な機会になる。

　同園職員は「７日までハンギングバスケットの展示もしています。ぜひ見に来てください」と来園を呼び掛けた。