本紙掲載日:2023-05-06
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14日まで第28回宮崎国際音楽祭

4日の弦楽アンサンブルー延岡で楽しいステージ

 4月28日に開幕した第28回宮崎国際音楽祭は、中盤を迎えた。今月4日にはサテライト・コンサートとして「NADESHIKO(なでしこ)弦楽アンサンブル」が延岡市の野口遵記念館で開かれ、市民が音楽祭の華やかな雰囲気に触れた7日は宮崎市船塚のメディキット県民文化センターで「ポップス・オーケストラinみやざき」が開催される。

 NADESHIKOは、ビオラ奏者の須田祥子さんら第一線で活躍する女性ソリストや国内オーケストラの女性首席奏者8人で2021年、同音楽祭のために編成された。今回はメンバー6人に、ソプラノ歌手の宮地江奈さんと、解説とピアノで加藤昌則さんが加わり、楽しいステージを展開した。

 演奏曲はすべてモーツァルト作曲で、オーケストラの部分を弦楽六重奏にアレンジしたもの。宮地さんの二重唱の相手役も、NADESHIKOのメンバーが楽器を歌わせて務めた。

 加藤さんは「モーツァルトはもともと、人を楽しませるために作曲した」と言い、歌劇の内容も俗っぽく、かみくだいて説明。歌劇「ドン・ジョバンニ」の「手を取り合って」では、村娘のツェルリーナの方がドン・ジョバンニよりも積極的という、加藤さんによる新演出も披露された。

 会場内外には音楽祭の旗が飾られ、ロビーでは過去のステージ写真のパネル展やグッズ販売もあった。

 音楽祭は14日まで宮崎市船塚のメディキット県民文化センターで。7日は高橋克典さんの司会、音楽祭特別編成のオーケストラでフランク・プゥルセル「ミスター・ロンリー」やポール・モーリアを楽しむ「ポップス・オーケストラinみやざき」(午後3時開演)、13日はピンカス・ズーカーマン指揮によるチャイコフスキー「交響曲第4番」をメインとする「演奏会4」(同)などがある。チケットは、同センターチケットセンター(筍娃坑牽機Γ横検Γ沓沓僑供砲籠吋札鵐拭爾離曄璽爛據璽犬ら入手できる。

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