本紙掲載日:2023-05-08
(8面)

こどもの日−よろい着用体験

勇ましく、武者気分

◆延岡城・内藤記念博物館

 延岡市天神小路の延岡城・内藤記念博物館はこどもの日に合わせて5日、「鎧(よろい)の着用体験」を開いた。約20組が参加し、勇ましい武者気分を味わった。

 市民が身近に芸術・文化に触れるとともに、まちなかへ人の流れを創出する取り組みの一環として、同館の体験展示室で開催した。

 身長に合わせて用意した3種類のよろいの中には、延岡藩内藤家初代藩主・政樹の具足をモデルにしたものも。米大リーグのエンゼルスで大谷翔平選手が本塁打を放った後、儀式でかぶるかぶとを製造した「甲冑(かっちゅう)工房丸武」(鹿児島県)が製造したという。

 家族と訪れた子どもたちは早速、よろいを装着。すね当て、草ずり、袖といったさまざまな防具を下から順に身に着けていき、最後には大きな前立物が付いたかぶとをかぶった。重いもので約10キロのよろいもあったが、子どもたちは刀を持ってポーズを決めたり、同館から見える城山の石垣をバックに家族と記念撮影をしたりして、思い思いに楽しんでいた。

 同市出北から訪れた今井翔太さん(8)は「(よろいは)重たかった。着ることができてうれしかった」と感想。母親のしおりさん(34)は「こんなに本格的だとは思わなかったのでうれしい。優しくたくましい子に育ってほしい」と話していた。

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