本紙掲載日:2023-05-09
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5月下旬から・いよいよ田植え

ベルトコンベヤーで流れてくる苗箱をチェックする職員(6日、延岡市祝子町)

普通期水稲用の苗づくり

◆JA延岡地域農業支援センター

 延岡市祝子町のJA延岡地域農業支援センターで6日から、普通期水稲用の苗づくりが始まった。主食用のコシヒカリを、今月下旬から始まる田植えに備えて用意するほか、6月までには飼料用米のミズホチカラと飼料用稲のミナミユタカの苗を育てる。

 土が均等に盛られた苗箱に、種籾(たねもみ)が一度にまかれ、ベルトコンベヤーで運ばれると次は上から土をかぶせる。自動化された工程の中、職員が種籾の広がり方やベルトコンベヤーの動きに異常がないかをチェックする。

 種籾は温度と湿度が管理された部屋で発芽させた後、10センチ前後に伸びるまで育てられる。田んぼに水が入り始める今月下旬から、北方町、北川町、上南方地区を振り出しに田植えがスタート。

 主食用米のヒノヒカリは約4万箱分を育てる予定でJA延岡管内の生産者約800戸に配布される。今季の作付け面積は約230ヘクタールを見込んでいる。

 同センターの本田浩司部長は「今年も丈夫な苗を提供できるよう管理を徹底したい。昨年は台風14号で一部の生産者に倒伏などの被害が出ました。今年は台風の影響や病害虫の被害を受けることのないよう願っています」と話していた。

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