本紙掲載日:2023-05-12
(7面)

にぎやかに梅ちぎり−港小

仕分け、販売も体験

 延岡市立港小学校(猪上貴史校長、13人)で11日、恒例の梅ちぎりがあり、児童や教職員、地域の人ら25人が参加。にぎやかに収穫作業を楽しんだ。

 同校裏山に約30本の梅の木が植えられており、学校行事として毎年行っている。開会式では、片平青さん(6年)が「僕にとっては最後の梅ちぎり。いっぱい採れるとうれしい」と代表あいさつ。児童たちは「早く行こう」と裏山へ向かった。

 川野幸三教頭は「強風で落ちたり、猿や鹿などから食べられたりしたので、残っていないかも」と心配していたが、木になる青い実を見て、ホッとした表情。低い枝の実を手で収穫した後、高い枝の実を竹棒を使って落とし、競争するように拾った。上から降ってくる実に「痛っ」「そこ落ちるよ」と大はしゃぎ。

 この日、収穫した梅は約50キロ。児童たちは、たくさんの梅を地域の人や教員に教えてもらいながら、大、中、小の大きさごとに仕分け。袋詰めされた梅は児童が持ち帰る分を除き、同校内で地域住民に向けて販売した。おつりの計算など会計も児童たちが行い「買ってください」と呼び掛けていた。収益は同校児童が所属するみどりの少年団の活動費に充てる。

 富眤臾瓦気鵝複廓)は「楽しかったけど、木登りでちょっとけがをして疲れた。頑張って採った梅は家族で食べる」と誇らしげ。昨年度同校卒業生の矢野壮真さん(東海中1年)は中学校が休みだったため参加。「港小ならではの行事だから、今年も参加できて良かった。昨年までと違って手助けをする気持ちで見守った」と話し、来年の参加も希望していた。

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