本紙掲載日:2023-05-15
(6面)

風車プロジェクトの集大成

寄せられたメッセージで完成させた文字パネルを読谷山市長に披露する岡富中生徒会役員

中学生のメッセージ集め、パネルを制作−岡富中

 延岡市立岡富中学校(三樹浩二校長、339人)の生徒会役員が11日、読谷山洋司市長と澤野幸司教育長をそれぞれ表敬訪問。2月に行われた「延岡花物語2023」の風車プロジェクト「幸せをみんなにそして平和に〜幸せと平和のサイクルを〜」の集大成となる文字パネルを披露した。

 風車プロジェクトでは同校が中心的な役割を担い、市内の公立、私立中学校、特別支援学校19校の中学生が参加。平和と幸せのサイクルを風車に見立て、黄色の風車に「延岡ならではの幸せとは何か。こんな延岡ならば幸せだと思う」という思いをそれぞれ書き、約1500本を延岡花物語の開催期間中に設置し、会場を彩った。

 風車は回収後、岡富中生徒会役員7人が風車に書かれたメッセージ部分を切り取り、どのようなパネルにするかを検討。「PEACE」の文字と平和のシンボルマークをメッセージカードと併せて貼り付け、完成させた。

 表敬訪問では生徒会長の藤川栞さん、副会長の佐保里彩さん、河島大夢さん、興梠琉之心さん(いずれも3年、14)が、プロジェクトを通して考えた「こんな延岡なら幸せ」を発表。「一人一人が延岡のことが好きと言える延岡」「夢をかなえられる延岡」「大きくチャレンジしていく延岡」「楽しく、気持ち良く運動できる延岡」と、具体例とともに伝えた。

 読谷山市長は「素晴らしい取り組み。皆さんの話を常に心に留めながら仕事をしていきたい。挑戦し続け、周りの挑戦を応援し、自分もさらに頑張る過ごし方をして」、澤野教育長は「延岡にこんなすてきな中学生がいることが幸せだし、市民に知ってもらえることがうれしい。形は変わっても、伝統は引き継いでいってほしい」と話した。

 パネルは26日まで、市役所1階の市民スペースに展示している。また同校ホームページで、プロジェクトや延岡花物語についてまとめた動画を公開している。

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