本紙掲載日:2023-05-16
(6面)

夏鳥の鳴き声楽しむ

双眼鏡やカメラで野鳥の姿を探す参加者

行縢山で探鳥会−日本野鳥の会県支部

 愛鳥週間(5月10〜16日)にちなむ探鳥会が14日、延岡市の行縢山であった。主催した日本野鳥の会県支部の会員ら13人が参加し、雨上がりの樹林に響く鳴き声を楽しんだ。

 シイやカシなどの照葉樹林がまとまって残る行縢山は祖母・傾・大崩ユネスコエコパークの緩衝地域。これまでに留鳥や渡り鳥など102種類が確認されている。

 参加者は、登山道をゆっくりと散策しながら日本三鳴鳥の一つに数えられるオオルリ、鳴き声を「ツキ(月)、ヒー(日)、ホシ(星)ホイホイ」と聞きなすサンコウチョウなど夏鳥のさえずりに耳を澄ませた。

 この日は湿気が多く、野鳥の姿も少なめ。鳴き声や姿が観察されたのは例年より少ない15種類だった。参加した延岡市若葉町の戸田弥栄子さん(60)は「自然に接する機会が少なかったのですごく楽しかった。また参加してみたい」と話していた。

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