本紙掲載日:2023-05-18
(6面)

読み聞かせなど多彩なイベント

春のとしょかんまつり−日向

◆読書、図書館の楽しさ体感

 子どもたちに本に親しんでもらおうと、日向市春原町の市立図書館(東久美館長)で14日、「春のとしょかんまつり」があり、多くの家族連れなどが訪れた。

 同まつりは、「こどもの読書週間」(4月23日〜5月12日)に合わせ、読書の楽しさ、図書館の魅力などを体感し、読書の習慣を身に付けることなどを目的に毎年開催している。

 この日は、館内を探検する図書館ツアー、謎解き、読み聞かせなど多彩なイベントを実施。富島高校3年生14人(生活文化科・保育コース)は、大型絵本で「おばけのてんぷら」「3びきのこぶた」を読み聞かせしたほか、音楽に合わせたリズム遊びを披露。子どもたちは生徒の話に熱心に聞き入ったり、リズムに合わせて体を動かしたりして楽しんだ。

 20〜50代の男性5人でつくるボランティアグループ「エンターテインメントサークルひむか」(林田慎吾代表)は、「ななちゃんのたなばた」「おこだてませんように」などを読み聞かせした。ジェスチャーを交えたコミカルな語り口などで子どもたちを喜ばせた。

 また、図書館に寄贈された本などを無料で持ち帰ることができる児童書ブックリサイクル、図書館ボランティア友の会の「おはなし会」「すばなし」、約30種類のボードゲーム体験コーナーなど、さまざまな催しでにぎわった。

 4、6歳の息子2人と訪れた同市財光寺の甲斐夢さん(35)は「子どもたちも楽しみにしていて、毎回参加している。家でも赤ちゃんのころから読み聞かせを続けており、心優しい人に育ってもらえれば」と話した。

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