本紙掲載日:2023-05-20
(8面)

利用者の工賃アップ目指す

「ぜひ一度、見学を」と呼び掛ける徳原所長。門川町内にある農業用ビニールハウスで

就労継続支援B型事業所「きんこう」が開所−日向市日知屋

 日向市日知屋に1日、利用者の工賃アップなどを掲げた就労継続支援B型事業所「きんこう」(徳原潤所長)が開所した。定員20人。18歳以上で障害(精神、発達、知的、身体)や難病を抱える人を対象に就労を支援する。

 運営するのは、青果仲卸業の錦江(宮前大地代表)。関連する農業法人でミニトマト、スイートコーン、スナップエンドウなどを生産しており、同事業所では利用者一人一人の希望や体調に合わせ、それら野菜の生産や出荷、NPO法人フードバンク日向と連携した食料品の仕分けなど、オーダーメードでさまざまな作業のスキルを学んでもらう。

 1時間当たりの工賃は、全国平均より約100円高い350円から。施設外就労などを通じ、他の福祉施設や地元企業などとの交流も積極的に図っていくという。また、昼食(1食250円)の提供、無料送迎なども行う。

 「一人一人をしっかり評価し、その評価を工賃という形でお返ししたい」と徳原所長(59)。「ぜひ一度、見学を。誠心誠意、対応させていただきます」と呼び掛けている。

 問い合わせ、見学申し込みは同事業所(籠向66・8210)まで。

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