本紙掲載日:2023-05-22
(1面)

4年ぶり第66回園遊会

初めてのホテル開催で乾杯する第66回園遊会の参加者(21日、エンシティホテル延岡)

新形式の延岡高校同窓会−会場・母校からホテル

◆人数も制限、約220人が参加

 県立延岡高等学校同窓会(池上武博会長)の懇親会「第66回園遊会」が21日、延岡市紺屋町のエンシティホテル延岡であった。コロナ禍で4年ぶり、会場を母校の体育館からホテルに変更して初めての開催。600人から1200人に及ぶこともあった従来の参加者数を収容できないため制限したが、約220人が県内外から集い、盛り上がった。

 正面には、同校のシンボル「校庭の杜(もり)」の写真と今年のスローガン「集おう!延高の絆」の入った看板が掲げられ、池上会長(延高19回生)は「苦渋の選択だったが、継続するためには人数を制限してもやるべきと判断した。校庭の杜を思い出しながら、大いに楽しんで」とあいさつ。

 役員と来賓の10人で鏡開きをした後、平野亘也・宮崎支部長(同23回生)の発声で乾杯し開宴。参加者は2段重ねの弁当を味わいながら、再会した同期生との語らいや写真撮影を楽しんだ。

 今年の実行委員会(幹事)は、同窓会本部が中心の特別態勢。コロナ禍中に実行委員を務めるはずだった同55、56回生は、当日の運営や先輩たちのもてなし役を担った。

 抽選会の後、前身校から現在校までの校歌をそれぞれ斉唱。予定されていなかったが、参加者からのリクエストに応えて、出席していた応援部OBが、母校に力強いエールを送った。

 池上会長が、次回実行委員の57回生に校訓や実行委員会の印の入った額を手渡し、最後は、池江弘人・関西支部長(同28回生)の音頭で万歳三唱した。

 今年、特別態勢の中で実行委員長的な役割を担った宮園浩さん(同32回生)は「(成功に終わって)取りあえずホッとした。今後はこの形での開催になる。57回生には、今からいろんなアイデアを出し合って頑張ってほしい」と話していた。

 同校は延岡社学(亮天社、1873年)を起源に1899年、県立延岡中学校(旧制延岡中)として開校。2019年が創立120周年だった。他に、延岡高等女学校、恒富高校、岡富高校を前身校とする。(同窓会の写真特集を後日掲載)

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/