本紙掲載日:2023-05-22
(3面)

議会の役割、町議が詳しく解説

上組小学校で行われた五ケ瀬町議会の出前授業(18日)

上組小で出前授業−五ケ瀬町議会

 五ケ瀬町議会議員が議会の役割や仕組みなどを教える出前授業が18日、上組小学校(伊藤寿朗校長、15人)であった。副議長の佐藤成志さんら議員5人が訪れ、6年生4人(安藤彰真さん、後藤龍将さん、佐伯聡太さん、戸盡舁い気鵝砲吠かりやすく説明した。

 議会に関心を持ってもらい、議員のなり手不足などを解消しようと昨年度からスタート。社会科で国会や地方議会について学ぶ小学6年生を対象とし、要望のあった町内各校で行っている。

 この日は、訪れた議員を代表して佐藤さんが授業を担当した。冒頭、住みやすいまちづくりに向けた話し合いの場を「町議会」、町民の付託を受けて話し合う人を「町議会議員」と定義。議員は、18歳以上が投票する「選挙」で決まり、25歳になると立候補が可能になることなどを解説した。

 続けて、町民の意見をまちづくりに反映させることが議会の役割と強調。具体的な働きとして町内巡回や年1回開く議会報告の様子を写真で紹介し、集めた意見は条例の制定や変更、適切な予算の決定などに生かされていることを伝えた。

 部門を分け、より専門的な議論を交わす「委員会」にも触れ、財政などを検討する総務農林常任委員会、税金などについて話し合う文教福祉常任委員会、議会の進め方を決める議会運営委員会、広報紙「議会だより」を発行する議会広報編集委員会を紹介。「しっかりと勉強し、皆さんのために一生懸命働いてくれる議員を見極める力を養ってほしい」とまとめた。

 授業を受けた戸發気鵝複隠押砲蓮崋然がきれいで食べ物がおいしい五ケ瀬町が大好き。町をもっと良くするために働いてくれている議員さんの仕事を知って、すごいと思った」と話した。

 同議会事務局によると、出前授業は今月25日にかけて町内4小学校(坂本、三ケ所、上組、鞍岡)で行われる。その後、6月に開かれる定例会の最終日を4校合同で傍聴。このほか、五ケ瀬中学校の1年生が一般質問を傍聴する予定という。

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