本紙掲載日:2023-05-22
(2面)

戦没者、公務殉職者を追悼

戦没者並びに公務殉職者追悼式。祭壇に献花する参列者

1141柱、み霊に祈り−高千穂町

 2023年度の高千穂町戦没者並びに公務殉職者追悼式が19日、同町武道館であった。新型コロナウイルス感染症の影響で4年ぶりの開催。遺族ら約280人が参列し、先の太平洋戦争などで亡くなった1141柱のみ霊に祈りをささげた。

 合同追悼式は、町内4地区(高千穂、岩戸、田原、上野)がそれぞれに行っていた慰霊祭を戦後50年の1995年に統合。町と町慰霊祭協賛会(富高康雄会長)の主催で、毎年開いている。

 この日は国歌斉唱に続き、全員で約1分間の黙とうをささげ、哀悼の意を示した。甲斐宗之町長らが追悼の言葉を述べた後、各地区の遺族会長ら19人が献花。町慰霊祭協賛会の富高会長は参列者をいたわり、「ご遺族のご健勝と発展を願う」とあいさつした。

 遺族会を代表し、上野地区遺族会長の甲斐昭男さん(74)は式後、「先人の尊い犠牲があって今のわれわれがある。年々遺族も少なくなり寂しいが、可能な限り続けていきたい」と話していた。

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