本紙掲載日:2023-05-23
(7面)

〃幸福の木〃に花咲く

非常に珍しいとされる「ドラセナ・マッサンゲアナ」の開花を喜ぶ日高さん

日高京子さんのドラセナ・マッサンゲアナ−延岡市永池町

 「見たこともない花が咲いていたので、とにかくびっくりしました」と目を丸くするのは、延岡市永池町の日高京子さん(86)。自宅で育てている観葉植物から突如、淡い白色の花々が、ポツポツとはじけるように咲いた。10年以上水やりしてきて、初めての出来事。「花が咲く品種だということすら知らなかったです…」と驚きを隠せない様子だ。

 この植物は、リュウゼツラン科の「ドラセナ・マッサンゲアナ」で、花を咲かせることは非常にまれ。開花は数年から数十年に一度といわれており、別名「幸福の木」とも呼ばれている。

 縁起物として新築や開業の祝いに贈られることも多いそうで、日高さんは「はっきり覚えてはいないけれど、店のお客さんから頂いた気がします。縁起の良い花で良かった」。

 長年営んできた自宅の和菓子店「弁天堂」を昨年9月に閉業し、今後どうしようかと気持ちが落ち込んでいた矢先の開花。「珍しい花に元気づけてもらいました。また咲くといいなあ」と目を細めた。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/