グラウンドゴルフで交流−さんさんクラブ南方

総合優勝、加藤さん（西寿会）

　延岡市南方地区の高齢者クラブでつくる「さんさんクラブ南方」（佐藤晋一会長、１８団体）のグラウンドゴルフ大会が１８日、延岡市の西階運動公園補助グラウンドであった。雨が降ったりやんだりの空模様の中、２５チーム１３０人が参加し、競技を楽しんだ。

　競技はＡ〜Ｄの４パートに分かれて進行。ホールポストまでの距離が１５〜５０メートルと異なる８ホールを２周し、打数の少なさを競った。

　使うクラブは１種類。参加者は、すべての距離を力加減のみで打ち分け、「いけ！」「止まって！」と大盛り上がり。ショットが強くオーバーしそうになった時には、ホールポストの近くにいる人に向かって「足で踏んで止めてよ」と叫ぶなど冗談を交えながら、笑顔でホールを回った。

　総合優勝は、ホールインワンを四つ決めるなど、３０打で回ったさんさん西寿会の加藤幸美さん（８５）。また、９０歳以上の参加者には最高齢者賞が贈られた。

　大会は参加者同士が親睦を深め、健康を維持することを目的に毎年５月、１１月の年２回開催している。佐藤会長は「他の地区の知り合いと会う機会になっており、同窓会みたいな感じにもなっている。（競技を）続けているからか、皆さん背筋が伸びていて元気」とにこやかに話していた。