本紙掲載日:2023-05-23
(2面)

コロナからの巻き返しへ

平林ユーホー会第63回総会であいさつする平林宏一社長

4年ぶり総会で交流−平林ユーホー会

 平林食品(延岡市出北、平林宏一社長)と取引先の食品メーカーなどでつくる「平林ユーホー会」(会長・崎浜敬三井食品九州支社長、108社)の第63回総会が18日、延岡市紺屋町のエンシティホテル延岡であった。新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いたことから4年ぶりに開催でき、出席者は巻き返しに向けて交流を深めた。

 開会に際し崎浜会長は、新型コロナで外食産業は大打撃を受けたがようやく復調してきたとして「今年が勝負ではないか」と強調。使いたくてもコロナ禍で消費できず、50兆円を超えるともされる国内の〃強制貯蓄〃を「いかにリベンジ消費につなげるかが鍵となる。平林食品さんを中心にサプライチェーンの役割をしっかりと果たし、発展していくよう頑張りたい」と力を込めた。

 平林社長はコロナ禍の非常に厳しい経営状況を乗り切るべく社長に就任した経緯を報告。売り上げアップに貢献できるよう会員企業優先の取引に力を入れていく決意を語り、「みんなで頑張っていくしかない。これまで以上に前を向いて情熱を懸け頑張っていきたい」と結束を呼び掛けた。

 総会に続き、ハウス食品福岡支店の松村瑞樹営業第二課長が「カレーが国民食になるまで」をテーマに講演。地元歌手の歌謡ショーや抽選会を交えた懇親会もあり、出席者は久しぶりの酒宴を満喫しながら親睦を深めていた。

 ユーホー会という名称には「友邦」や「友朋」の意味が込められており、メーカーと販売店、平林食品が意思疎通を図りながら一緒になって発展しようと、35年間にわたり活動。過去3年間を除き、総会は毎年2回開いている。

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