本紙掲載日:2023-05-24
(2面)

人権の花「大事に育てます」

旭小に苗と立て看板−延岡

 花の世話を通して思いやりの心を育てる「人権の花」の贈呈式が23日、延岡市立旭小学校(早田茂美校長、414人)であり、さまざまな種類の花の種や苗が贈られた。

 贈呈式には6年生66人が出席し、早田校長が「肥料や水やりなど花がしてほしいことを考えて育てることで、友だちや下級生、みんなへの優しい心を育んでほしい」とあいさつ。宮崎地方法務局延岡支局の大島浩支局長らが児童に花の苗や「人権の花運動」の立て看板を手渡した。

 また、人権擁護委員の大島紀世子さんが、家族や学校に相談できない悩みに手紙で答えてもらえる「SOSミニレター」を紹介。児童を代表して永岡真由子さんが「花を枯らさないよう思いやりを込めて大事に育てたい」と贈呈に感謝した。

 人権の花運動は子どもたちが花を大切に育てる中で、相手をいたわり尊重し合う人権意識を育んでもらおうと、1982年度から全国の人権擁護委員連絡協議会と法務局が実施。2007年度からは都道府県を通じて各人権啓発活動地域ネットワーク協議会の各市町村が委託を受けて展開している。

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