本紙掲載日:2023-05-25
(2面)

活動しやすい環境づくりを

日向市民生委員児童委員協議会23年度総会

 日向市民生委員児童委員協議会(橋口克義会長)の2023年度総会が19日、市中央公民館であり、今年度の事業計画などを決めた。

 総会には委員ら約140人が出席。冒頭、橋口会長は「地域には複雑・多様化する課題も多く、委員が活動しやすい環境づくりが必要。地域住民との信頼関係を築き、市や各関係機関などと一体となって活動に取り組んでいきたい」とあいさつした。

 議事では、昨年度の事業報告や収支決算・監査報告、今年度の事業計画案など4議案を審議し、承認した。

 今年度の活動方針は、社会的孤立や生活困窮、引きこもり、子どもの貧困、虐待の増加など多様化・深刻化する課題を踏まえ、関係機関などと連携しながら委員の資質向上、民児協運営の充実と活動の強化などを図っていくことを確認した。

 重点目標については、住民の立場に立った相談・支援活動の強化▽委員が活動しやすい環境づくり▽単位民児協、市郡町村民児協の機能強化▽災害時要支援護者支援活動の推進などを挙げた。

 また、重点活動として、担当地区の実態把握と安心カードの推進▽地区民児協学習会ならびにブロック別研修会の参画・実施▽南海トラフ巨大地震や台風災害に備えた活動に関する研修の実施などに取り組むこととした。

◇福永さんに厚労相特別表彰

 この日はまた、長年にわたって民生委員・児童委員を務めた人に贈られる厚生労働大臣特別表彰の伝達式もあり、福永俊子さん(82)=日向市日知屋=に、黒木秀樹副市長が表彰状と記念品を手渡した。

 表彰は委員を退任した75歳以上で、おおむね15年以上在職した人の功績をたたえ贈られる。

 福永さんは2008年1月から昨年11月末まで、約15年間にわたって職務に精励。細島・日知屋東地区民生委員児童委員協議会の会計、児童福祉部会の班長も務めるなど、社会福祉の増進に尽くした功績が認められた。19年には全国民生委員児童委員連合会会長表彰、22年には社会福祉事業功労者市長表彰も受けている。

 福永さんは「長いようで短かった15年間だった。民生委員・児童委員となり多くのことを知り、勉強させてもらった」と笑顔で振り返った。

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