本紙掲載日:2023-05-30
(3面)

「ひなたWOMAN」(107)

終活ガイド(日向市)・兒玉真都衣さん

◆「終活」写真準備から

 父親が営む肖像・遺影写真と眼鏡の店「ミヤビ」(延岡市昭和町)を手伝う傍ら、去年9月、人生の終わりを見越した活動「終活」をサポートする1級資格を取得した。

 「『終活の一歩は写真から』の思いがきっかけでした。遺影写真って、ご先祖さまがつないでくれたたくさんの命を見て、自分も頑張ろうという気持ちにさせてくれる存在です。それであれば、きちんとした写真をあらかじめ準備しておく。そんな文化を根付かせていきたいですね」

 早速、「写真の準備について」の項目を盛り込んだエンディングノート「自分のことノート」を作った。6月8日は延岡市駅前複合施設・エンクロスで、相続診断士の兄とともに終活セミナーを開く。

 「当日は来場者にノートをプレゼントし、実際に書き込む作業を体験していただく予定です。併せて、写真を準備する際の注意点をお伝えできればと思っています」

 5歳から実家近くの道場で剣道を始め、高校まで竹刀を握った。日大卒。帰郷してしばらく勤めたベンチャー企業(宮崎市)での経験を生かし、店では名刺やポスター作製なども請け負う。

 「剣道では岡富小6年の時に全日本選抜大会小学生女子の部で3位に入り、宮崎日大高3年では国体の県代表メンバーに選ばれました。楽しい思い出です」

 日向市で夫、2人の子ども(5歳と2歳)と暮らす。出勤前に保育園に預け、夕方に迎えに行く毎日。手がかかる時期だが、日々成長していく姿が何よりうれしいという。

 「終活もいろいろあって、受ける相談内容も多岐にわたります。また、行政書士や税理士ら専門家への取次窓口になることもあります。もっと知識を深め、誰からも頼りにされるガイドを目指したいと思います」

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