本紙掲載日:2023-05-31
(9面)

仲良く学習、交流深める

南浦地区の3小学校が合同授業

 延岡市南浦地区の3小学校による交流学習「南浦なかよし学習」は26日、同市浦城町の浦城小学校であり、児童が合同授業を通して親交を深めた。

 この日は浦城小学校(多良久校長)、熊野江小学校(内田由美子校長)、島野浦学園前期課程(中原伸一校長)から計18人が参加。体育館で顔合わせをした児童たちは、さっそく3班に分かれて体育の授業へ。一列に並び指示に従って前後左右に動くゲーム、かに走りやうさぎ跳びのレース、教師との押し相撲勝負など、全員で協力しながら数々のミッションをこなし、絆を深めた。

 続いて行われた図工の授業では、「地元の海」をテーマに絵画を制作。大きな模造紙をキャンバスに青、緑、黄色など思い思いの色を使って海を描き、魚をかたどった紙を貼り付けていった。児童たちはローラーのほか、自分の手足も使って海中の様子を表現するなど、自由な創作活動を楽しんでいた。

 浦城小1年の谷口芽衣さん(6)は「たくさんのお兄さんお姉さんと友達になれた」とにっこり。島野浦学園5年の今原璃子さん(10)は「みんなと仲良くなれて良かった。こういう機会が増えるといいと思った」、熊野江小6年の中川央菜さん(11)は「コロナ禍の時期にはできなかったこと。こうした交流の機会が得られたことがうれしい」と一日を振り返っていた。

 来年度の南浦なかよし学習は熊野江小学校で行われる予定。多良校長らは「ようやくこうした交流学習も大々的にできるようになってきた。子どもたちの社会性醸成にとって大切なことなので継続していきたい」と話した。

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