本紙掲載日:2023-06-01
(9面)

工夫、協力しながら収穫

高巣野小で恒例の梅ちぎり−日之影

 日之影町立高巣野小学校(三浦哲至校長、29人)の梅ちぎりが5月25日、同校敷地内の裏山であった。総合学習の一環で20年以上続く恒例行事。3、4年生11人が、並び立つ木々に青々と実った梅の実の収穫を楽しんだ。

 児童たちは虫刺されやけがなどを防ぐため、長袖長ズボンに軍手を着用。手の届く範囲の梅は直接ちぎり、高所の梅は棒で枝をたたいて落とすなどして拾い集めた。

 1人が枝を下げている間に他の児童がちぎる、といった工夫や和気あいあいと跳びはねながら頭上へ手を伸ばし合う姿もあり、用意された二つの容器(直径約50センチ、深さ約30センチ)が見る見るうちにいっぱいとなった。

 この日は、11本の木から約40キロの梅が採れ、1キロずつ袋詰めして持ち帰ったほか、残りの梅は全校児童で分けた。同校によると今年の収穫量は例年並み。梅干しや梅ジュース、梅ゼリーなど幅広い用途に使えるとあり、保護者にも好評という。

 4年生の飯干杏奈さん(9)は「去年より大きい実がたくさんあってうれしかったし、収穫も楽しかった。梅ジュースを飲んでみたいので、持って帰ってお母さんやおばあちゃんに作ってもらいたい」と声を弾ませた。

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