本紙掲載日:2023-06-01
(2面)

人権の大切さ学び、生かす

延岡市人権啓発推進協議会の第41回総会

啓発推進協が総会−会員研修で講演会も

 延岡市人権啓発推進協議会(会長・読谷山洋司市長、165団体)の第41回総会は5月26日、カルチャープラザのべおかハーモニーホールであり、新年度事業計画などの各議案を原案通り承認した。

 開会に際し読谷山会長は、コロナ禍の中でさまざまな差別や誹謗(ひぼう)中傷が広がったと指摘。「そういう中であるからこそ、改めて私たちはすべての人たちの人権を互いに尊重し合う大切さを学び、その学びをしっかり生かしていかなければならないという位置に立っている」と、協議会が果たす役割の意義を語った。

 議事では前年度の事業実績と決算・監査を報告後、ふれあい映画祭(8月)、こころのメッセージ募集(7〜9月)、市人権セミナー(10月〜来年1月)、市人権啓発推進大会(来年2月)などを盛り込んだ新年度事業計画・予算案を承認した。

 総会に続き、会員研修を兼ねた講演会もあり、南中学校の花岡清蔵さん(学習指導等支援教員)が登壇。「つくられた部落差別」をテーマに、時の支配者が制度的差別を生み出し利用してきた歴史や、当事者たちが立ち上がった解放運動、今も残る課題などについて語った。

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