会員や子どもら心込めてもてなす

表千家同門会県北地区清風会が慈善茶会－延岡

　茶道の表千家同門会県北地区清風会（佐藤弘徳会長）は５月２８日、延岡市天神小路の延岡城・内藤記念博物館の和室棟で慈善茶会「清風の茶会」を開いた。新型コロナウイルス感染症拡大により中止が続いたため、４年ぶりの開催となった。

　この日提供した茶は、京都の宇治茶「白寿」。来場者は、茶席でまんじゅうを食べた後、お点前を堪能。会員による茶道具や掛け軸などの解説を聞きながら、ゆったりとした時間を過ごした。

　同会は月１回、延岡市社会教育センターで子どもを対象に茶道の稽古を行っている。大人に交じって客をもてなした姫野優明さん（９）＝下伊形町＝は「緊張したけど楽しかったです。いい経験になりました」と話し、持原未来さん（９）＝石田町＝は「手の位置やお客さんに渡す懐紙の向きなどに気を付けました」と、作法を確認しながら話していた。