にじいろ音楽会３０周年スペシャルコンサート

３、４日に開催・野口遵記念館−ダンス交えたステージ楽しむ

◆夕刊デイリー新聞６０周年記念

　夕刊デイリー新聞創刊６０周年記念「にじいろ音楽会３０周年スペシャルコンサート」は３、４日、延岡市の野口遵記念館で開かれた。３日は特別支援学校の児童生徒と家族、教員が対象、４日は一般が対象。音楽と映像、さらに今回初のダンスを交えたステージを楽しんだ。のべおか文化事業団と夕刊デイリー新聞社共催。旭化成ひむか文化財団と宮崎県教育庁北部教育事務所後援。宮崎マルチメディア専門学校協力。

　出演者は松浦真由美さん（ピアノ）、香月保乃さん（ユーフォニアム、ボーカル）、池田知聡さん（朗読）、河野麻衣さん（ダンス）。

　歌、ピアノ独奏、ユーフォニアム独奏のほか、音に反応する虹色の光の玉をスクリーンに映し出して、音の動きを目で楽しむコーナー、支援学校の児童生徒が描いた絵を使ったＣＧ（コンピューターグラフィックス）作品の上映など多彩。

　最後は、ダンススクールの子どもたちと一緒に「にじ」（新沢としひこ作詞、中川ひろたか作曲）を手話付きで歌った。訪れた人たちは、出演者からの呼び掛けに答えたり、振りをまねしたりして楽しんでいた。

　障害の有無にかかわらず誰もが楽しめるコンサート「にじいろ音楽会」は１９９３年、夕刊デイリー創刊３０周年記念事業として始まった。現在は延岡しろやま支援学校と日向ひまわり支援学校で開いている。