本紙掲載日:2023-06-05
(8面)

道路横断・自転車利用−正しいルール身に付けよう

自動車学校で交通安全教室−名水小

 延岡市立名水小学校(島田尚校長、11人)はこのほど、東九州自動車学校(土々呂町)で交通安全教室を開き、同自動車学校の副管理者松本武蔵さん(32)を講師に、横断歩道の渡り方や自転車の正しい乗り方などを学んだ。

◆信号機なく、狭い道−地域特性踏まえ共同実施

 名水小校区の鯛名町、赤水町周辺は信号機のない狭い道が入り組んでおり、移動には最大限の注意が求められている。交通安全教室は児童に正しい交通ルールを身に付けてもらおうと、同自動車学校と共同で毎年実施しており、今年で16年目。

 この日はまず、児童が「右、左、右を必ず確認し、手を挙げて歩行する」など横断歩道の渡り方からおさらい。教職員はコーン標識を使った「死角」の見え方について学び、車の外と中にいる時とで見えるコーン標識が変わることを体感した。

 また、自動車教習コースを使った自転車講習もあり、「ブレーキはしっかり効くか」「タイヤの空気圧は十分か」「チェーンがさびていないか」など利用前の点検手順について確認した後、先行する松本さんの指示に従い、道路標識や停止線に注意しながら走行した。

 6年の原田心美(みみ)さんは「改めて交通ルールを覚えることができた。どんなに急いでいる時も、交差点では右、左を止まって確認しようと思った」と感想。指導した松本さんは「子どもたちも忘れてしまう部分はあると思うので、何度でも指導して定着させていきたい。今の子どもたちが運転する立場になった時に注意するようになれば、将来的にはまち全体の事故防止にもつながる。まずは子どもたちから、積み重ねていきたい」と話していた。

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