本紙掲載日:2023-06-06
(3面)

談話室−法被の重さに責任の重さを実感

松川まつりのべおか実行委員長

 コロナが落ち着いている今年は、コロナ前の祭りに戻して通常開催します」と話すのは、第46回まつりのべおか実行委員長の松川茂夫さん(43)。今年の第46回まつりのべおかは7月22日に出会い神輿(みこし)、総踊り、太鼓競演会を、9月2日には花火大会を、4年ぶりに制限なしで開催する。

 先月11日に開かれたまつりのべおか推進協議会の総会で大役を引き受け、歴代実行委員長の名前が記された法被を身に着けると、法被自体の重さと同時に責任の重さも実感。自身のこれまでの人生を振り返り「人生の中で努力すべき時が今だった」と話し、「市民を元気にしなければ」という決意を胸に刻んだ。

 松川さんは2012年に空調設備を取り扱う企業を創立。負担が掛かるかもしれないと従業員に実行委員長に選出されたことを相談すると、「やってください」と後押し。「それがうれしかった」と笑顔を見せた。

 今年はこれまでの祭りの伝統を受け継ぎつつ、新たなことも取り入れる。市民を喜ばせるために県外から団体を呼び、総踊りに関連付けて祭りを盛り上げる予定。コロナで制限された生活を送った子どもたちや、気持ちが沈んでいる市民に地元である延岡の祭りの新たな面白さを体験してもらい、「延岡に楽しい祭りがあることを知ってほしい」と呼び掛けている。

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