本紙掲載日:2023-06-06
(7面)

鞍岡小で相撲大会−園児も参加

熱気あふれる取組に歓声−五ケ瀬

 五ケ瀬町立鞍岡小学校(宮本一郎校長、30人)の伝統行事「すもう大会」が5月28日、同校であり、全校児童が熱気あふれる立ち合いを演じた。

 同校には1985年12月、創立100周年記念事業の一環で建てられた相撲場がある。大会は相撲場の完成以降、毎年実施。今年は新型コロナウイルス感染症の流行が落ち着いていることから、3年ぶりに保護者や地域住民らを招いて通常開催された。

 1、2年生は男女混合の学年別、3〜6年生は男女別2学年単位で階級分けし、計6部門のトーナメントで実施。オリジナルのしこ名を各自で考えた児童は、腰にまわしを模した布を巻いて立ち合いに臨んだ。

 教員扮(ふん)する行司がしこ名を読み上げ、小さな東西の雄が対峙(たいじ)する。

「よーっ、よいしょ!」「よーっ、よいしょ!」

 会場を震わす全校児童の掛け声に合わせ、元気よく四股を踏み、「はっけよい、残った!」。がっぷり四つ、一進一退の攻防戦を繰り広げた。

 この日は、近くの鞍岡保育所園児4人も参加。6年生を相手に、全員で力を合わせて立ち合うエキシビションマッチもあり、児童らが手をたたき、跳びはねながら声援を送る姿もあった。

 「翔吹雪(かけるふぶき)」のしこ名で出場し、3・4年生男子の部で優勝した橋本翔さん(9)=4年=は「初めて優勝したのでうれしい。勝っても負けても仲良く試合ができるので、毎年楽しみにしています」とほほ笑んだ。

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