本紙掲載日:2023-06-07
(2面)

職場体験前に働く意義学ぶ

東海中でマナーアップ講座

 延岡市立東海中学校(井上譲司校長、432人)は5月26日、職場体験学習を控えた2年生136人を対象に「マナーアップ講座」を開いた。講師に市内で活動するキャリアコンサルタントの細川真由美さん(47)を迎え、働くことの意義や社会人としてのマナーを学んだ。

 細川さんは社会人は生活のために働いていることを紹介し、「甘い気持ちで職場体験に行ってはいけない」と強調。その後、身だしなみやあいさつ、敬語など職場で必要となる礼儀やマナーを指導し、職場の基本である「報告・相談・連絡」については、職場に限らず学校や家庭でも習慣付けることを勧め、「悪い出来事ほど早めに報告する」「一人で抱え込まず周りから知恵を借りる」などとアドバイスした。

 続けて、企業の規則を守ることで周りから大きな信頼を得るだけでなく、自身を守ることにつながることを説明。「決まりがあるから私たちは安全に暮らせている」と話した。

 また、中学2年生でやっておきたいこととして、進路計画を立てる▽職業を知る▽今の自分に向き合うを挙げ、社会で求められる知識や能力を学校の学びで身に付ける重要性を説いた。

 最後に「世の中は誰かの仕事によって成り立っている」とし、社会の中で知らないうちに誰かとつながっていることを説明。「社会の一員として誰かの役に立つ人材になってほしい」と呼び掛けた。

 2年生の職場体験学習は今月27~29日に予定しており、木村昂雅さん(13)は「働く上での礼儀やマナーを職業体験で生かし、ルールを守って真面目に取り組みたい」と話していた。

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