本紙掲載日:2023-06-08
(3面)

高規格道整備など24議案

九州各県議会議長会議

宮崎市で九州各県議会議長会議

◆全国提出24議案を承認

 九州・沖縄の県議会議長らでつくる九州各県議会議長会議は7日、宮崎市の宮崎観光ホテルで開かれた。高規格道路の整備促進と道路予算の確保など、全国都道府県議会議長会定例総会(7月、東京都)に九州ブロックから提出する24議案を承認した。

 開催県議長の雕充薺陳垢「多くの課題を共有する九州各県が連携していくことは非常に有意義」とあいさつ。会長の渕上陽一・熊本県議会議長が「提出する24議案は九州全体の課題。『九州はひとつ』の理念の下、国に強く要望したい」などと話した。

 議事では、九州ブロックとして提出する「東九州新幹線の整備計画路線への格上げ」(大分県提案)、「中国による弾道ミサイル発射」(沖縄県提案)、「地方の中小企業・小規模事業者への支援充実」(宮崎県提案)の新規3件を含む24議案の説明と議論があり、原案通り承認。

 「地方の中小企業・小規模事業者への支援充実」では、新型コロナウイルス感染症や物価高騰などの影響で疲弊する中小企業・小規模事業を支えるため、小規模事業者持続化補助金の継続実施などの支援拡充を要望。また、正規雇用を維持・拡大するために必要な施策の取り組みなども求めた。

 本県からは「JR九州の鉄道路線の維持および利便性の確保」と「食の安全保障の強化」についても提案。食の安全保障の強化では、食料の自給率や国産率を向上させるため、多様な担い手の確保・育成、園芸ハウスや畜舎など生産基盤のスマート化の強化など、安定生産を確保する施策の充実・強化を要望している。

 同会議は各県持ち回りで年2回開催している。本県開催は2018年5月以来となる。次回は8月に沖縄県で開催する。

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