本紙掲載日:2023-06-12
(6面)

公園にさらなる彩りを−美郷町北郷宇納間

雨の中、約30人が汗を流したアジサイの植栽作業
自分で植えたアジサイのそばに名前の入ったくいを打ち込む中学生

アジサイの苗200本植栽

 美郷町北郷宇納間の中原地区別定住戦略会議(ちくせん)実行委員会(鎌倉初文委員長)によるアジサイの苗植え作業が10日、同地区の西野々農村公園で行われた。

 地域づくりの中心事業として、ホタルの飛び交う公園づくりを進めている「中原ちくせん」活動の一環で、この日は雨にもかかわらず、地域の人たち約30人が参加した。

 実行委員長の鎌倉さんが自宅で増やしたアジサイの苗約200本を用意した。公園の中を流れる赤仁田川とそれに並行して走る水車用の用水路約100メートルにわたって植栽。約2メートル間隔に石灰で付けた目印の周辺を、それぞれにつるはしやスコップで掘り起こし、苗を植え込むとしっかり根元を踏み固めていた。

 西野々農村公園は、旧北郷村時代の1996年に宇納間地蔵尊西側の山間に完成した。約1万2千平方メートルの敷地内にはソメイヨシノやウメ、ツツジなど大小合わせて約30種類の樹木が植えられ、四季折々の花々が楽しめる。この時期は完成当時に植えられたアジサイも咲いており、来年は今回植えたアジサイと合わせてさらににぎやかに彩ることが期待されている。

 鎌倉さんは「植えた人たちがそれぞれに場所を覚えていて、『自分が植えたアジサイ』として愛着を持ってくれれば、公園がさらに憩いの場になると思います。今後はもっと苗の数を増やして、町外からも参加してもらえるようにしたいですね」と期待を込めていた。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/