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子どもの貧困対策ネットワーク会議も
延岡ロータリークラブ(延岡RC、牛島宏会長)は7日、延岡市紺屋町のエンシティホテル延岡で「青い鳥賞」の表彰式を開き、災害支援に取り組んでいる西嶋弘子さん(64)と、延岡子どもの貧困対策ネットワーク会議(堀之内タミ座長)に表彰状と記念品を贈って功績をたたえた。青い鳥賞は1964年、延岡RC10周年記念事業で創設。小さな親切やささやかな善行に光を当て応援しようと、個人や団体を毎年表彰している。 ◆災害ボランティアを後方支援−西嶋弘子さん 西嶋さんは2011年の東日本大震災以降、主にSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などを活用した後方支援に尽力。近年は、16年の熊本地震で支援した災害ボランティア団体のロハス南阿蘇たすけあい(井出順二代表)と連携した活動で被災者に喜ばれている。 西嶋さんの働き掛けにより、19年に延岡市で竜巻災害が発生した際には同団体が駆け付け、被災した夏田山扇森稲荷神社の復興プロジェクトにも従事。20年の熊本豪雨災害では同プロジェクトチームが、恩返しで食料や衣類、布団、ランドセルなど22トン分もの支援物資を集め、球磨地区などへ送る活動に貢献した。 昨年9月の台風14号でも同団体と協力した災害支援に取り組み、インターネットサイトの「スマートサプライ」を活用して布団やストーブ、コンパネ(板材)などの支援物資を被災地に届ける活動を支援。新型コロナウイルスの感染拡大で不足したマスクや防護着、消毒液などを医療機関や介護施設に提供する団体の活動も支援した。 表彰式にはロハス南阿蘇の井出代表も出席し、「西嶋さんのおかげで活動させていただいている。延岡RCさんとのご縁も大切にしたい」と感謝。西嶋さんは「たくさんのボランティアの方が現地に入って活動し、困っている方々が元気になる様子を見ることで私も救われてきた。今後も必要とされる方々を応援していきたい」と表彰を励みにしていた。 ◆官民で貧困家庭を支援−延岡子どもの貧困対策ネットワーク会議 延岡子どもの貧困対策ネットワーク会議は子ども食堂の運営に携わる団体、協力企業、行政が、より抜本的な子どもの貧困対策に取り組もうと、21年10月に発足。子どもネットワークのべおか(堀之内健吾代表)を中心に現在、子育て支援センターおやこの森、市おやこ保健福祉課、市社会福祉協議会を含む官民7団体で活動している。 会議では団体の垣根を越えて、子どもの貧困、児童虐待、DV(ドメスティックバイオレンス)、ヤングケアラー、ワーキングプア、ワンオペ育児など広い観点から意見・情報を交換し、地域の子どもの課題を共有。民間主導で行政や関係機関が参加することで、必要な家庭に必要な支援を届けることができているという。 このうち、みんなの食堂・牧(小川靖子代表)は東海地区を中心に毎月、異なる公民館に出向き食料品や日用品を配布することで、広域的に子どもを支援し、協力態勢も根付いてきているという。 同じく、ドネーションボックス・リップ(岩永たまき代表)はフードドライブボックスの設置に協力してもらい支援品を集め、学生ボランティアも自主的に子どもの貧困について学びながらチャリティー活動を展開。岩永代表自ら困窮家庭を訪問して食料品や日用品を届ける「延岡子ども宅食」も毎月約30世帯に上り、個々の課題に寄り添いながら支援している。 堀之内座長は延岡市で日常的に十分な食事が取れず部活や進路を諦めざるを得ない相対的子ども貧困率は17・6%(5・5人に1人)で、全国平均の14%(7人に1人)、県平均の13・4%(7・5人に1人)を超えていると報告。表彰に対し、「より活動の幅やつながりを深め、今後も継続して頑張ろうという力になりました」と感謝した。 延岡RCの牛島会長はそれぞれの活動をたたえ、西嶋さんには「お気持ちを受け取ったので、今後もできることがあればお声掛けをしていただきたい」、同会議へは「子どもの貧困率が少しでも下がっていくよう、一人の延岡に生きる大人として取り組んでいかなければいけない」と激励。「RCとして何ができるか分からないが、受賞を機にいろいろなつながりができれば」と期待を込めた。
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子どもの貧困対策ネットワーク会議も
延岡ロータリークラブ(延岡RC、牛島宏会長)は7日、延岡市紺屋町のエンシティホテル延岡で「青い鳥賞」の表彰式を開き、災害支援に取り組んでいる西嶋弘子さん(64)と、延岡子どもの貧困対策ネットワーク会議(堀之内タミ座長)に表彰状と記念品を贈って功績をたたえた。青い鳥賞は1964年、延岡RC10周年記念事業で創設。小さな親切やささやかな善行に光を当て応援しようと、個人や団体を毎年表彰している。
◆災害ボランティアを後方支援−西嶋弘子さん
西嶋さんは2011年の東日本大震災以降、主にSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などを活用した後方支援に尽力。近年は、16年の熊本地震で支援した災害ボランティア団体のロハス南阿蘇たすけあい(井出順二代表)と連携した活動で被災者に喜ばれている。
西嶋さんの働き掛けにより、19年に延岡市で竜巻災害が発生した際には同団体が駆け付け、被災した夏田山扇森稲荷神社の復興プロジェクトにも従事。20年の熊本豪雨災害では同プロジェクトチームが、恩返しで食料や衣類、布団、ランドセルなど22トン分もの支援物資を集め、球磨地区などへ送る活動に貢献した。
昨年9月の台風14号でも同団体と協力した災害支援に取り組み、インターネットサイトの「スマートサプライ」を活用して布団やストーブ、コンパネ(板材)などの支援物資を被災地に届ける活動を支援。新型コロナウイルスの感染拡大で不足したマスクや防護着、消毒液などを医療機関や介護施設に提供する団体の活動も支援した。
表彰式にはロハス南阿蘇の井出代表も出席し、「西嶋さんのおかげで活動させていただいている。延岡RCさんとのご縁も大切にしたい」と感謝。西嶋さんは「たくさんのボランティアの方が現地に入って活動し、困っている方々が元気になる様子を見ることで私も救われてきた。今後も必要とされる方々を応援していきたい」と表彰を励みにしていた。
◆官民で貧困家庭を支援−延岡子どもの貧困対策ネットワーク会議
延岡子どもの貧困対策ネットワーク会議は子ども食堂の運営に携わる団体、協力企業、行政が、より抜本的な子どもの貧困対策に取り組もうと、21年10月に発足。子どもネットワークのべおか(堀之内健吾代表)を中心に現在、子育て支援センターおやこの森、市おやこ保健福祉課、市社会福祉協議会を含む官民7団体で活動している。
会議では団体の垣根を越えて、子どもの貧困、児童虐待、DV(ドメスティックバイオレンス)、ヤングケアラー、ワーキングプア、ワンオペ育児など広い観点から意見・情報を交換し、地域の子どもの課題を共有。民間主導で行政や関係機関が参加することで、必要な家庭に必要な支援を届けることができているという。
このうち、みんなの食堂・牧(小川靖子代表)は東海地区を中心に毎月、異なる公民館に出向き食料品や日用品を配布することで、広域的に子どもを支援し、協力態勢も根付いてきているという。
同じく、ドネーションボックス・リップ(岩永たまき代表)はフードドライブボックスの設置に協力してもらい支援品を集め、学生ボランティアも自主的に子どもの貧困について学びながらチャリティー活動を展開。岩永代表自ら困窮家庭を訪問して食料品や日用品を届ける「延岡子ども宅食」も毎月約30世帯に上り、個々の課題に寄り添いながら支援している。
堀之内座長は延岡市で日常的に十分な食事が取れず部活や進路を諦めざるを得ない相対的子ども貧困率は17・6%(5・5人に1人)で、全国平均の14%(7人に1人)、県平均の13・4%(7・5人に1人)を超えていると報告。表彰に対し、「より活動の幅やつながりを深め、今後も継続して頑張ろうという力になりました」と感謝した。
延岡RCの牛島会長はそれぞれの活動をたたえ、西嶋さんには「お気持ちを受け取ったので、今後もできることがあればお声掛けをしていただきたい」、同会議へは「子どもの貧困率が少しでも下がっていくよう、一人の延岡に生きる大人として取り組んでいかなければいけない」と激励。「RCとして何ができるか分からないが、受賞を機にいろいろなつながりができれば」と期待を込めた。