本紙掲載日:2023-06-14
(6面)

少人数ながら迫力ある演奏

久しぶりにホールで行われた聖心ウルスラ学園高校、同学園聡明中学校・高等部吹奏楽部の定期演奏会

吹奏楽部定期演奏会−聖心ウルスラ学園高、聡明中・高等部

 延岡市の聖心ウルスラ学園高校と同学園聡明中学校・高等部の吹奏楽部(富山夢来部長、岸田洋一顧問、14人)は11日、同市の野口遵記念館で第19回定期演奏会を開いた。アンコールを含め12曲を演奏。少人数ながら迫力のある音を響かせ、訪れた人たちを魅了した。

 久々のホール公演となった演奏会は、コンサートマーチで、同校の入学式、卒業式などの入退場でもおなじみの「アルセナール」で幕開き。第1部は、今年の吹奏楽コンクールの課題曲でマーチ「ペガサスの夢」など4曲を奏でた。

 第2部は、制服からそろいのポロシャツに着替え、「ルパン三世のテーマ」、「ミッキーマウス・マーチ」など耳なじみのある曲を演奏。重厚感のある音を響かせ、観客は体を揺らしたり、足でリズムを取ったりしながら、演奏を楽しんだ。

 唯一の3年生、富山部長は、「限られた時間の中でいかに充実した練習に取り組めるか、少人数だからこそ一人一人が自分の音に責任を持ち、よりいい音を作り上げていけるよう練習を重ねてきた」と振り返り、「困難はあったが、部員や先生、家族に支えてもらい、無事に演奏会が開催できた」と涙ながらに感謝の気持ちを伝えた。

 この日は、同校野球部の部員約50人が客席で見守った。演奏後、長瀬昊主将が「素晴らしい演奏だった。絶対に夏は甲子園に行くので、応援よろしくお願いします」と、アルプススタンドでの応援をお願いし、岸田顧問、富山部長に花束を渡す場面もあった。

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