本紙掲載日:2023-06-15
(3面)

操法の知識、技術を学ぶ

消防操法の変更点などを学ぶ団員(お倉ケ浜消防訓練広場)

消防本部と団が移動消防学校−日向市

 日向市消防本部(松木嚴生消防長)と市消防団(帆足武男団長)はこのほど、同市のお倉ケ浜消防訓練広場などで市移動消防学校を開き、消防団員、団幹部ら約370人が参加した。現役団員は、火災対応の基本となる消防操法の知識や技術を確認し、新人団員は訓練礼式や資機材の取り扱いなどを学んだ。

 同学校は、市内の現役団員と新人団員を対象に、災害時に迅速で確実に対応できる知識、技術の習得を目的に毎年開催している。

 この日は、同広場で開校式があり、松木消防長は「今年度からコロナ禍で中止していた全ての行事が再開される。限られた時間だが、操法の変更点など、しっかりと学んでほしい」と激励。式後、現役団員は同広場で、新人団員は市消防署に移動して訓練を行った。

 同広場では、積載車、ポンプ車、小型ポンプの3カ所に分かれて操法訓練を行った。今回の訓練では、それぞれの操法で簡素化、所要時間の短縮などの見地から実技の一部に見直しがあったことから、市消防本部の職員が変更点を中心に説明した。

 このうち、小型ポンプ操法では、集合やホース延長、放水、服装点検など、実演を交えた一連の流れの中で変更点などを解説。団員は、職員の説明をメモに取ったり、スマートフォンで撮影したりしながら熱心に耳を傾けていた。

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