本紙掲載日:2023-06-15
(6面)

女子高生16人が発表や交流

国際ソロプチミスト延岡−ガールズカンファレンス

◆生き生きと夢語る

 国際ソロプチミスト延岡(内倉政子会長、24人)は10日、延岡市駅前複合施設エンクロスで「ガールズカンファレンスin延岡」を開いた。女子高生16人が「DreamIt,BeIt輝く未来へ一歩ずつ」をテーマに、生き生きと夢を語った。

 国際ソロプチミストは世界的な奉仕団体。女性と女児の生活を向上させるため、活動している。

 ガールズカンファレンスは、女子中高生のサポートを行う「夢を拓(ひら)く委員会」が企画する延岡クラブ独自の取り組み。学校の外で自分の思いを発表してもらおうと、8月に宮崎市で開催される南リジョン大会(九州沖縄地区)に出場する代表選考も兼ね、開催した。

 6年ぶりの開催となった今回は、五つの高校に通う県北在住の1〜3年生16人が参加。緊張した面持ちで前に立つと、「サイバー犯罪から救える人になりたい」「美しさを引き出す化粧品を開発したい」「女性だからと夢を曲げたくない。建築士になりたい」「スマホ依存によって脳に被害を受ける人を減らしたい」など、経験などから見つけた夢を社会状況や今後付ける必要がある力などを踏まえ、1人ずつ堂々と語った。

 自身の苦しい経験に触れながら「人生を懸けていろんな人の友達になりたい」と述べた生徒には、見守った人たちも心打たれた様子。「30代までに海外で経験を積み、40代までにNPOを設立したい」と具体的な将来設計を語る人、「いくつになっても自分にできることを精いっぱい頑張る」と希望に満ちた人など前向きな高校生の姿に、何度もクラブ会員から感嘆の声が漏れた。

 発表後には、九州保健福祉大学薬学部薬学科の橋本亜衣子講師の進行でディスカッションが行われ、参加者は交流を深めながら自分の考えや思いを伝えていた。

 「非常に発表が素晴らしく、本当は全員に行ってほしい」と会員が声をそろえた南リジョン大会の代表者には、多様性、「さらに成長のきっかけになる」といった観点から6人を決定。内倉会長から推薦状が手渡された。

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