本紙掲載日:2023-06-16
(3面)

九州中央道−西臼杵議会特別委が発足

日之影町役場で開かれた「九州中央道整備促進西臼杵議会特別委員会」の設立総会

3町議員が結束−各町の特別委委員で構成

◆早期開通の機運醸成へ

 九州中央道整備促進西臼杵議会特別委員会の設立総会が15日、日之影町役場であった。高千穂、日之影、五ケ瀬町議会の全議員30人が出席。早期開通へ向けて積極的な要望活動や情報収集などを行う意思を確認し、「がんばろうコール」で機運を高めた。

 建設が進む九州中央自動車道は、熊本県嘉島町から延岡市までを横断する総延長約95キロ(県内延長約53キロ)の基幹路線で、今年2月現在、供用率約32%、未事業化区間約23キロとなっている。

 同特別委員会は2021年、西臼杵郡の各町議会に立ち上げられた「九州中央自動車道整備促進対策特別委員会」の機能を一本化した組織として設立。会員はすべて議員で構成され、より迅速かつ前例踏襲ではない活動の展開を強みとしている。

 冒頭、設立準備委員会代表を務める高千穂町の佐藤定信議員が、設立に至る経緯などを説明。五ケ瀬町の佐藤成志議員の進行で、会規約、役員選出、今年度の事業計画、予算に関する4議案を原案通り、可決した。

 事業計画では、管内の事業中区間および予定地の情報収集や現地調査、中枢および関係団体への積極的な要望・提言活動、その他、事業達成へ必要な事項に協力して取り組むことを認めた。

 会長に選出された日之影町の甲斐徳仁議員は、「特別委員会の設立により、フットワークに優れたこれまでにない活動が展開できると期待している。『西臼杵は元気がある』と、他の沿線自治体にも良い刺激を与えられるよう努めたい」とし、協力と理解を求めた。

 最後に、3町議中最年少である日之影町の久保優一議員が音頭を取り、「がんばろう」を三唱。総会後には、国土交通省九州地方整備局延岡河川国道事務所が事業の進捗(しんちょく)状況などを説明した。

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