本紙掲載日:2023-06-19
(8面)

安心な生活支える税金

南小・税理士招き租税教室−延岡

 子どもたちが税について学ぶ「租税教室」が16日、延岡市立南小学校(柳田光一郎校長、678人)であり、6年生122人が税金の仕組みについて理解を深めた。

 講師を務めた税理士の別府正徳さん(60)=南九州税理士会延岡支部・谷昌史税理士事務所=はまず、消費税や住民税、固定資産税などについて紹介。国の消費税収が年間約20兆円という話に児童から驚きの声が上がる中、別府さんは「納められた税金は学校や教科書、救急車、パトカー、道路などみんなが正しく安心して生きていくことができるように使われている」と伝えた。

 その後、児童は別府さんが持参した1億円分のダミー札束が入ったステンレス製ボックスを持ち上げるなどして、大金の重さを体感。桐木宵妃さん(11)は「思った以上に重かった。お金のこと、税金のことを教えてもらい、人ごとではなく自分に関わる大切なものだということがよく分かった」と話した。

 数年前に関東から帰郷したばかりという別府さんは「故郷のこのような場で子どもたちに税金について教えるというのが自分の夢の一つだった」とにっこり。児童たちに向けて「皆さんも自分の夢をつかみ、納税をしながら健全で満足いく人生を送ってほしい」と呼び掛けた。

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