本紙掲載日:2023-06-20
(8面)

青雲朝市、おかげさまで8周年−日之影町

おひさまのおかげ「青雲朝市」8周年記念イベント。商品を買い求める人たち
県立高千穂高校生産流通科の生徒も参加し、草花などを販売
抽選に参加する親子

記念イベント−大勢の買い物客

 日之影町の特産品をPR、販売する「第96回おひさまのおかげ『青雲朝市』」が18日、同町七折の道の駅青雲橋であった。新鮮な地取れ野菜や手作りの総菜などが並び、早朝から大勢の買い物客でにぎわった。主催は道の駅青雲橋野菜生産者グループ(丹部俊夫会長)。

◆生産者「モチベーションはお客さんの喜ぶ顔」

 青雲朝市は、地産地消を通じて地域活性化や生産者の意欲向上などにつなげようと、2015年にスタート。以来、毎月第3日曜日に開いており、多彩で品質の良い商品が市場より安く購入できるとあって親しまれている。

 今回でちょうど8年目で、この日は8周年記念イベントとして、ナス、インゲン、タケノコなどの旬野菜、名物のジビエ料理や豚足の空揚げ、県立高千穂高校生産流通科が育てた草花などを販売。町青年団による紅白餅の振る舞い、高千穂牛ステーキなどが当たるお楽しみ抽選会もあった。

 買い物客は、豊富で心引かれる品ぞろえに次々と財布のひもを緩め、「いい買い物したわ」「ここに来ると買いすぎてしまう」などと上機嫌な様子。設置された休憩スペースに腰掛け、買ったばかりの総菜を味わう人も見られた。

 毎回、旬の野菜を買いに訪れるという佐藤由実さん(52)=延岡市野田町=は「安いし、季節に合わせていろいろな野菜が並ぶので楽しみにしています。お祭りのような雰囲気でわくわくしますね」とにっこり。

 道の駅青雲橋野菜生産者グループの本田孝枝さん(66)は「集いの場があるということは大切なこと。生産者にとってはお客さんの喜ぶ顔がモチベーションにもなりますし、できる限り継続して、町おこしに貢献したいです」と話した。

 次回は7月16日に開催予定。出店者も随時募集している。問い合わせは同町農林振興課(籠之影87・3804)まで。

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