本紙掲載日:2023-06-20
(6面)

「大きく元気に育って」

コットンの苗植え付け−西階中

 延岡市立西階中学校(川原寛幸校長、303人)の1年生は16日、同市野地町のコノハナロードで、種から育てたコットン(綿)の苗約400本の植え付け作業を行った。延岡にゆかりのあるコットンの植栽を通し、地域の良さを知り、愛着心を持つことが目的。10月中旬に収穫を予定している。

 コットンは、旭化成が製造しているベンベルグの原料であることにちなみ、NPO法人コノハナロード延岡市民応援隊(佐伯卓信理事長)が2016年から、毎年植え付けを行っている。

 同校は地域学習の一環で21年から、植え付けや収穫を体験。今年は初めて苗作りから生徒が担い、先月、種をまいて育てた苗を持参した。

 生徒は、同隊コットンリーダー武田弘子さん(82)=南一ケ岡=ら隊員約10人に教わりながら作業。高さ10センチほどになった苗をポットから取り出して植え、支柱の竹を力いっぱい打ち込んだ。

 坂本敬太さん(12)が「コットンが川岸をきれいに彩り、みんなが幸せな気持ちになればうれしい。散歩で来ます」とお礼の言葉。武田さんは「夏休みにぜひ研究して」と呼び掛けていた。コットンは8月ごろに花を咲かせてコットンボールを付けるという。

 中村大和さん(12)は「みんなと植えられて楽しかった。フワフワの綿を付け、大きく元気に育ってほしい」と感想。佐藤璃空翔さん(12)は「きれいな形で育ってほしい」、田口恵三さん(12)は「コットンによって、きれいな延岡の町につながってほしい」と期待していた。

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