本紙掲載日:2023-06-20
(9面)

AGATAが快勝−J3テゲバ宮崎と練習試合

公式戦さながら観客800人−サッカー

 FC延岡AGATAは18日、延岡市西階陸上競技場で、J3テゲバジャーロ宮崎と公開トレーニングマッチを行った。公式戦さながら90分の熱戦で、訪れた両チームのサポーターら観客約800人が選手に声援を送った。試合はAGATAが3―0で快勝した。

 練習試合は、県北初のJ入りを目指すAGATAと、県内唯一のJクラブテゲバが、宮崎のサッカーを盛り上げようと初めて企画。入場無料で実施した。
AGATAは公式戦同様フルメンバーで勝負。テゲバも主要メンバーを交えた編成で戦った。

ゲームは序盤、AGATAのFW深澤が放ったシュートのセカンドボールにFW内山田が反応し、先制。1―0の後半もJクラブを相手にAGATAが堅守を見せ、テゲバに攻め入る隙を与えず。

 テゲバ陣地に入り込むとMF池元、FW有働、深澤とつなぎ、最後はフリーになった池元が右足でゴール。さらに終盤にもキーパーがはじいたボールを有働が決め3―0とした。

 スタンドには、市内外から多くの観客。Jクラブに挑むAGATAを応援するサポーターに加え、テゲバサポーターも多く応援合戦に。サッカー少年の大きな声援が会場に響いた。

 得点を決めた池元は「リーグ戦では攻撃の場面で良いところまでいくが、最後が取り切れないことが多かった。きょうは全員が連係したプレーができていた」と手応えを口に。主将の亀井は「練習試合ではあったが、テゲバ相手に0点で抑えられた。次節からリーグは後半戦。優勝に向けて全員で気持ち一つに戦いたい」と士気を高めた。

 AGATAは前半9節を終えた九州リーグで現在、首位と同勝ち点の3位。今月24、25日に大分市で九州総合スポーツカレッジ(10節)、KAJIKIFC(11節)と対戦する。


◇課題を形に−AGATAT・桑原監督

「宮崎を代表するチームが、プロのプレーを見る機会を与えてくれたことに感謝している。内容的には選手が自分たちの課題に対してしっかりと意識し、それを形にしてくれた。きょうの戦いを公式戦でもやりきれるよう積み上げていく。攻撃、得点力が足りない部分。敵陣でのプレー時間を増やすこと、選手が常にゴールを目指す意識をさらに高めていきたい」


◇「テゲバも見たい」と−二村恵太社長

「JFLの時は年に2回ほど、延岡で試合をしていたが、Jになっては初めて。AGATAが会場の準備をしてくれて、本番さながらの雰囲気で良い練習試合ができた。AGATAが強く、うちは残念だったが、リーグ戦に向けてしっかり課題把握もできた。今後も両チームの日程が合えば年に数回、対戦できれば。その際は、来場した皆さんに『テゲバの試合も見に行きたい』と思ってもらえるゲームをしたい」

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