本紙掲載日:2023-06-21
(7面)

多様な曲、パフォーマンス満喫

川島小と港小の児童−県警察音楽隊が演奏

 延岡市立川島小学校(長岡俊勝校長、116人)で20日に音楽鑑賞教室があった。県警察音楽隊(遠矢洋行楽長)の楽隊員23人が来校。同市立港小学校(猪上貴史校長、12人)の児童らも参加し、楽隊員が奏でる金管、木管楽器の多様な音色を楽しんだ。

 同音楽隊は、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などで流行している最新のヒットソングや、夏の童謡メドレーなど、幅広いジャンルの楽曲を披露。遠矢楽長が編曲した川島小、港小の校歌も演奏され、児童たちは体を左右に揺らして歌詞を口ずさみ、いつもと違ったアレンジのメロディーに聞き入った。

 女性隊員で構成するカラーガード隊のパートでは、かわいらしいダンスや、フラッグを使った息の合った踊りで会場を盛り上げた。

 また、両校の代表児童各1人が登壇し、緊張した面持ちを見せながらもタクトを振ってテンポを修正する指揮者体験もあった。

 川島小6年1組の有田太陽さん(11)は「いつも聞いていた曲が、アレンジが加わることで普段と全然違う曲に聞こえてびっくりしました。仕事だけでも大変だと思うのに、音楽隊の活動と両立していてすごいと思う。僕たちのために演奏にも来てくれて、感謝の気持ちでいっぱいです」とお礼を述べた。

 県警察音楽隊の遠矢楽長は「子どもたちのキラキラした笑顔を見ることができて、音楽のすごさを改めて感じた。警察官というと、どうしても怖いイメージもあると思うので、今後もこうした活動を続けていき、壁を取り払っていきたい」と話していた。

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