本紙掲載日:2023-06-21
(7面)

泥の感触に大はしゃぎ−黒岩小中

学年に関係なく協力して、苗植えを楽しんだ黒岩小中の児童生徒ら

協力しながらもち米の苗植え

 延岡市立黒岩小中学校(吉永登志孝校長、41人)の小学生17人と中学生19人は19日、学校近くの田んぼ(660平方メートル)で、もち米の苗植えを体験した。「地域の人と触れ合いながら、命の大切さを学ぶ機会に」と毎年行っている。

 梅雨の時期で雨が続いていたが、この日は天気に恵まれた。小学校1、2年とその補助をする中学生、小学3〜6年生の2グループに分かれて、苗を手に田んぼへ。

 最初は「入りたくない」とためらっていたが、一度入ると泥の感触に大はしゃぎ。泥に足を取られながらも、1列ずつ丁寧に植えた。先に担当分を終えた小学低学年と中学生のグループが、小学3〜6年の手伝いをする様子も見られ、学年の垣根を越えた交流を楽しんだ。

 甲斐月梨(つきな)さん(小学1年)は少し疲れた表情で「前に家で(苗植えを)したことがあったけど、きょうも楽しかった。お餅はしょうゆを付けて食べる」。

 甲斐慧悟さん(中学3年)は「(黒岩小に転校してきた)小学6年の時はコロナでできなかったので、今年で3回目でした。なかなかできない経験なので楽しかったです。収穫したら餅つきをするので、砂糖じょうゆで食べたいです」と笑顔で話した。
 
 収穫は11月ごろを予定。学校できねと臼を使い、餅つきをするという。

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